看護対象は患者だけじゃない?!専門看護師の役割とは

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看護師

専門看護師の資格を取るのはなかなか大変だと言われています。

まず、認定看護師になるには看護系の大学院を出ていることが条件です。さらに専門看護師教育課程基準の所定単位を取得すること、そして実務経験5年以上で、うち専門分野での実務研修を3年以上受けるといったプロセスを通らなくてはなりません。「看護のプロ」ともいえる専門看護師の実際の仕事や役割にはどのようなものがあるのでしょうか?

高度な知識を有するものとして、マネジメントやコンサルタントを中心に活動を行う

とある認定看護師の1日を例に挙げて、どのような仕事をしているのかを見てみましょう。

朝出勤したら情報収集し、1日の行動計画を立てて、患者や家族への介入を行います。コンサルタントの依頼を受けることもあるので対応します。これらの業務の合間にスタッフや記録などから情報収集を行い、問題点を考え、医師や師長へ相談したりスタッフとディスカッションを行います。患者への介入後は、アセスメントを行い、今後のプランを考え、記録を行います。

このように、ケアが円滑に図れるようスタッフとこまめにディスカッションを行い、専門看護師はその調整役を担っています。患者や家族からの相談に対応し、医療従事者に対する教育を行い、よりよい看護の提供ができるようマネジメントを行います。

看護師が看護を行う対象は主に患者や家族ですが、専門看護師が関わるのはそこにとどまりません。患者の看護目標達成に向けて、専門看護師は医療スタッフを教育したり調整して、計画がスムーズに実施できるよう働きかけます。看護師からアドバイスを求められることもあるでしょうし、時にはケアが必要になるかもしれません。そういった意味では、専門看護師の看護対象はとても広いと言えます。

専門看護師と認定看護師の違いは?

ところで、「認定看護師」という資格もありますが、専門看護師と異なる点は何なのでしょうか?

認定看護師は、熟練した看護技術をもって水準の高い看護を「実践」できる者と定義されています。患者や家族に対して看護を実践する機会が多いのは認定看護師だと言えます。

一方で、卓越した知識をもって、マネジメントや研究分野において、看護の質の向上に貢献しているのが専門看護師なのです。