病院で見かける助産師外来、ここでは何をしているの?

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看護師

病院の産科外来では、産婦人科医による診療に加えて「助産師外来」を設けるところが増えてきました。助産師外来と医師の外来の違いはどこにあるのでしょうか?

正常妊娠の健診や保健指導を行う

まず、助産師外来では何をしているのか見てみましょう。助産師が血圧・尿検査・子宮底長チェック・体重チェック・むくみの有無をみます。また、内診やエコーを行うこともあります。これだけみると、やっていることは医師と同じ?と感じますよね。実際に行っている診察内容は同じなのですが、医師と助産師では診察できる範囲が異なるところに大きな違いがあります。まず、助産師は正常妊娠のみ対応可能ということ。そして、薬の処方ができないところに大きな違いがあります。

そのため、合併症妊娠などのハイリスク妊婦はできる限り医師外来を受診しますし、仮に助産師外来を受診して、診察結果が正常を逸脱していた場合は医師外来を受診していただく必要があります。通常、助産師外来は安定期以降で、経過が順調な妊婦が対象になっています。

ゆったり時間を取って、安心して出産に望めるよう関わる

助産師外来の特徴は、時間をゆったりと取ってあること。病院にもよりますが、1人当たり30~60分程度の枠を取ってあります。この間に健診をし、助産師の役割の一つである保健指導を行います。話をする時間がたっぷりあるので、妊婦は分からないことや不安なことを色々聞くことができるのが、助産師外来のメリットといえます。

産後の母乳育児のこと、体重管理をどうすればいいのか、乳房の手入れをどうすればいいのかなど、特に初めてのお産の方にとっては分からないことだらけ。しかし、医師外来はとても混雑しているため、妊婦は疑問点をしっかり確認するチャンスを逃しがちです。不安が解消できないままでは、安心してお産を迎えることはできません。

助産師は「指導」という役割をここで果たし、妊婦がよいマタニティライフを送れるように貢献しているのです。また、健診のうち数回を助産師が行うことで、医師不足という問題解消に一役買っているともいえます。