生命誕生の瞬間に携われる仕事!助産師の1日とは

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看護師

病気で療養し亡くなることも多い病院で、産科は唯一、生命の誕生を取り扱う診療科です。医療スタッフは、日々生命の誕生を迎え、母親や父親が自信を持って受け入れられるよう介入します。ここでお産に関するケアを中心となって実践しているのは助産師。主体的にケアを実践したいと助産師資格を取得する看護師もいます。

今回は助産師の一日を例に挙げて、仕事内容について見てみたいと思います。

こまめに状況を把握し、お産に備える

助産師の大きな仕事は「助産」です。お産が立て続けにあると当然ながら仕事は忙しくなります。しかし、お産はスケジュール通りに進まないもの。状況をこまめに把握して、できることは前倒しにして効率的に行動します。

病棟によっては、お産担当・新生児ケア担当・指導担当など当番をシフトごとに決めて、お産が忙しくなっても他の業務もスムーズに進むよう配慮しているところもあります。

出産・育児が安心して行えるよう教室を開催

朝出勤したら、看護師と同じく情報収集をしたり申し送りを受けます。特に、夜間の出産や出産状況、産褥婦と新生児の状態をきちんと把握しておくことが大切。また陣痛が始まっている妊婦はいないか、どれくらいで生まれそうかもチェックし、一日の時間配分をある程度把握しておきます。

ベッドサイドをラウンドし、陣痛中の妊婦さんや胎児モニターなどから状態観察をします。陣痛中の妊婦はとても心細く辛いものですが、助産師からの温かい声掛けは安心感につながります。

産後の方に対しては、悪露や腹痛などの身体の状態観察・ケアを行い、質問や不安に感じている点を聴きます。産後は身体の疲れやこれからの生活・育児への不安から、ナーバスになっている方もいるので、反応を見ながら声掛けをしていきます。

午後からは、授乳指導・沐浴指導などの教室を開催します。特に初めてのお産の方にとって、どのように育児を進めていくのかは分からないことだらけなので、母親の反応を見て質問にも対応します。外来で、お産前の妊婦を対象にした「母親学級」を行うこともあります。

母親になる直前の「妊婦」と、母親になったばかりの「産婦」。短い期間の間に身体的・精神的変化に付いていかなくてはならないため、それゆえに起こりうる問題もあるかもしれません。また、赤ちゃんが全て健康に生まれてくるとも限りません。助産師は、母親になる女性と赤ちゃんを専門的視点と技術をもってケアしています。