人気の高い産業保健師、気になる1日に密着してみた

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人気の高い産業保健師、気になる1日に密着してみた

オフィスで働く憧れ?産業保健師は人気が高い

さまざまな働き方のある保健師の仕事ですが、企業で働く産業保健師はとても人気があります。どちらかというと公的サービス色の強い看護師・保健師の仕事や病院。

しかし、オフィスの環境は、特に大企業だと華やかなところもあるので、違った雰囲気の所で働きたいといった憧れもあるのかもしれません。働き方は、カレンダー通りで週末は休み、日中のみで、これは他のところで働く保健師と同じです。

では、産業保健師の仕事はどのような感じで進めているのでしょうか?1日を覗いてみましょう。

従業員からの相談に応対し、アドバイスを行う

産業保健師は、その企業の1社員という扱いです。従業員の健康管理が大きなミッションです。朝9時に出勤したら1日のスケジュールを確認して、業務開始。

仕事をしていると、従業員が訪室することがあるので、その都度応対します。事前にメールでアポイントを入れてから訪室してくる従業員もいます。

今回は、上司からのパワハラで辛いという相談。その状況を細かに聴き、状況を客観的に分析することに努めます。話を聴きながら、その従業員の状態も観察しておきます。

また、掛かって来る電話にも応対します。とある部署のマネージャーからの部下に関する相談で、欠勤が続くようになって、最近元気がないようだということ。部下との面談やフォローアップを希望されたので、「上司から面談をしてほしいと言われた」旨を本人に伝えてもいいかを確認し、従業員にコンタクトを取ります。

事務的な業務、見守り、産業医との連携も

このように、社内のメンタルヘルスに関する相談が多いのですが、事務的なことも産業保健師の仕事のひとつです。

午後からは、保健イベントである「健康教室」のプラン立て、原稿作りなどの準備を行います。また、健康診断の結果が出てきたので、それに関する統計をまとめ、社内で保健上の問題点はないか、行うべき保健活動はないかを考えます。

この日は産業医が会社に訪問する日だったので、気になる従業員やその状況を報告し、相談しました。

夕方近くなると、社内を巡回し、生活習慣病や心の不調など具合の悪そうな従業員がいないかチェックし、声掛け・見守りを行います。そして、18時、定時に退社します。

このように、従業員を見守り、適切に応対し、問題を見出したら解決に向けたアクションを起こすのが産業保健師の仕事なのです。