病棟から外来への異動、看護師業務の大きな違いをチェック

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看護師の仕事

病棟のみの経験しかない看護師が、外来へ異動になることがあります。結婚や育児のために自ら希望して移る方や、病院の人事異動で外来へ移る方もいます。病棟と外来では、業務内容が大きく異なるため、求められる動きにも違いがありそうです。

病棟では24時間ADLや看護援助を行う

病棟では、入院患者を対象としているため24時間稼働しているのが特徴です。救急入院を受け入れている病院であれば、入院患者が来て慌ただしくなることも。

また、一般的に入院する患者には頻繁な観察やケアが必要なので、何かと忙しく動き回っていることが多いです。中には全身状態が良くなく急変を起こす可能性が高い患者がいたり、時には看取りも・・・という点では、病棟で働くことは精神的にストレスを感じやすいともいえます。

限られた時間内で大勢の患者の診療をしなくてはならない外来

では、外来での仕事は楽かというと、外来ならではの大変さがあります。特に総合病院では、限られた時間の中でかなりの数の患者を診療しなくてはならず、ピリピリした緊張感が流れています。

外来看護師の主な業務は、医師がスムーズに診察を進めていけるようサポートすることです。

例えば、外科であれば患部を露出して、医師がすぐに診察できるように準備を整えておいたり、必要になりそうな物品や薬品を準備してすぐに出せるようにしておきます。また、検査説明などは看護師が代わりに行うことで、医師がその間に多くの患者を診察できるようにしています。

大学病院などの外来では、1日の患者数が3000人というのもザラ。もちろん、それだけのスタッフで診療科に分かれて対応していくのですが、スムーズに診療するということは、医療を必要としている方々へきちんと医療を提供できることにつながります。

そして、効率を上げることは、待ち時間の減少、ひいては患者の満足度にもつながります。そういった意味でも、外来看護師は大きな役割を担っているといえます。

クレーム対応など、患者の窓口的な役割も

しかし、このようにスムーズな診療のために努力をしていても、長い待ち時間に「まだか」と何度も聞きにくる患者がいるでしょう。適宜声掛けをして、患者が「忘れられている」という気分にならないような配慮も必要なのかもしれません。

また、待ち時間中に気分が悪くなる患者がいるかもしれないので、こまめに待合室の状況を把握しておくよう心がけておく必要があります。

大勢の患者の診察をスムーズに流していかなくてはならない緊張感、クレームなどに対応しなくてはならないストレスが、外来看護師にはあるのです。

また、病棟では患者と24時間関わることに対して、外来では「その時だけ」の関わりになりがちです。そのため、患者との関係形成を重視している看護師にとっては物足りなく感じるようです。