手術・化学療法などで慌ただしい泌尿器科看護師の目指す役割

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看護師

慌ただしい毎日の中で忘れてはならないこととは?

泌尿器科では尿路疾患のみならず腎臓疾患や性病など疾患の種類が幅広く、また透析患者や悪性腫瘍など全身管理が必要なケースも多々あるのが特徴です。そのため、泌尿器科看護師は、全身の病態生理についても理解しておく必要があります。

手術や化学療法が行われる泌尿器科病棟では、周術期の観察やケア、バイタルチェックや輸液管理などのテクニカルな業務に慌ただしい日々を送ることになるでしょう。

それでは、泌尿器科看護師として特に求められる役割とは何なのでしょうか?

デリケートな問題も絡む泌尿器科疾患

泌尿器科疾患の多くは陰部などのデリケートな部位に発症するため、患者は羞恥心で精神的苦痛を味わっています。そのため、看護師の対応にはきめ細やかな配慮が求められます。

泌尿器科を受診することに対し、羞恥心や偏見などから抵抗を感じている患者が少なくありません。そのため受診が遅れてしまい、回復に影響を及ぼすのはとても残念なこと。医療現場に看護師がいて、患者の話を聴き、医師に直接質問しにくい病状を分かりやすく話してくれるのは大きな安心感につながるのではないでしょうか?

また、泌尿器科疾患では腹部の症状や下半身のかゆみなどの症状を伴っていることもあります。恥ずかしさから苦痛を言えない患者もいるので、看護師はそれらを察して医師にレポートしたり、ホームケアをアドバイスするといいですね。

そして、言動にも注意が必要です。処置で陰部を見たり触ることがあっても、冷静に淡々と行うこと。「見られるのは仕方ないが、やはり恥ずかしい」と患者は思っているからです。また、不妊症やインポテンツは精神的な面も絡んでくる問題です。患者の悩みを傾聴し、患者に対してアドバイスする場合は、言葉を選んで相手の気持ちを考えて発言すべきでしょう。

いかがでしょうか?泌尿器科では患者に対する配慮が特に求められる診療科だということが分かりました。恥ずかしさや不安を抱えている患者が多い泌尿器科ですが、それだけに看護師の存在意義は高いといえますね。