長い道のりの治療を支える内科看護師、役割を果たすために何が必要?

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看護師の仕事

内科看護師に必要な根気強さ

風邪や腸炎などの急性疾患から、糖尿病・狭心症・悪性腫瘍・COPDなどの様々な慢性疾患まで、幅広い疾患の治療を行う内科。診療の補助や処置などの他に、内科看護師の大切な業務のひとつとして「患者教育」があります。

近年問題となっている生活習慣病は生活改善が治療の基本。特に糖尿病の生活指導では、疾患についての理解以外にも、血糖コントロールのための食事や運動、そして異常を自分で発見して対処できるレベルまで持っていく必要があります。患者教育の成功は、すなわち患者の命を守ることだと言えますね。

また「一生付き合って生きていかなくてはならない」ものが多い内科疾患の特性上、同じ疾患で再入院となるケースが多く、中には「なかなかスッキリ良くならない」「先が見えない」「病気が受け入れられない」などの悩みを抱える患者も。治療や患者教育以外にも、患者のメンタルケアも看護師の重要な役割なのです。

これらの事から、長い期間患者に寄り添える根気強さやコミュニケーション力が内科看護師に求められる資質だと言えます。

専門科によって求められる役割とは

専門科によっても看護師に求められる役割が多少異なります。では、いくつか例を挙げましょう。

モニターや人工呼吸器などが何台も置かれている循環器内科。疾患の特性上、急変を起こすと死に直結することが多く、慣れないうちは精神的負担が大きいかもしれません。循環器内科看護師は、患者の異常を発見しすばやく対処できる機敏さが求められます。モニターや心電図を読める力も必要。

そして、命に関わる病気を持っていることは患者にとっても精神的ストレスが大きいものなので、患者のメンタルケアもできる優しさが必要ですね。

胃腸以外にも周辺の胆嚢・肝臓・膵臓や食道といった幅広い疾患を治療する消化器内科。日本人に多い消化器系の悪性腫瘍以外にも、糖尿病や肝炎など診療疾患が多いので、幅広い知識が求められます。長い経過をたどるケースが多いので、患者にじっくり関わることができる根気強さが必要です。

また、治療のための食事制限でストレスを抱えている患者や、悪性腫瘍の患者に対してはメンタルケアも行う必要もあります。