患者の不安と苦痛に寄り添って、内視鏡看護師の役割4つ

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看護師

内視鏡検査は、病院だけでなく人間ドックやクリニックなどでも幅広く行われており、いまや一般的な検査の一つとなりました。ここで働く看護師の仕事内容にはどのようなものがあるのでしょうか?内視鏡室看護師の役割とは何なのでしょうか。

内視鏡看護師の大きな役割は、患者が安全・確実に検査を受けられるようサポートすることです。検査中は不快感もありますし、精神的な不安もあるでしょう。内視鏡看護師はその患者の気持ちに寄り添って、なるべく苦痛を軽減し、手早く検査が終われるように動いていきます。

1.患者への検査説明

検査の具体的方法や絶食の指示など、事前の説明を行います。医師からも説明がされますが、特に初めての患者では、何がなんだか分からずにいることが多いもの。看護師はわかりやすい言葉で、患者の反応を見ながら説明し、不安を軽減するよう努めます。

検査に関連して飲まなくてはならない薬、止めておかなくてはならない薬なども医師に確認し、きちんと理解を得ておきましょう。

2.医師との打ち合わせ、患者との調整、検査準備

検査内容や方法を医師に確認しておきます。特に胃内視鏡の場合、患者は検査中、話すことができません。検査中起こりうる問題(よだれ、げっぷなど)と対処方法を、前もって患者に説明しておくといいでしょう。検査前の輸液(サーフロー留置、点滴)や前投薬をします。検査中は患者の様子を見ながら声掛けや背中をさすったりして、患者の苦痛を和らげることに努めます。

3.検査中の観察、検査の介助

安全な検査のためには、患者の状態をモニタリングしながら行うことが必須です。血圧や心電図の変動、そして患者の状態に注意を払い、必要時は医師へ報告して素早く対処しなくてはなりません。

検査中は、医師はカメラや画面に集中しています。看護師は検査に必要な物品の手渡しを行い、医師がスムーズに検査を行えるようサポートします。内視鏡看護師は医師の右腕ともいえるのではないでしょうか。

4.器具の洗浄

検査が終わったら、カメラや器具の洗浄・消毒を行います。洗浄方法は医療機関によって異なるので、職場のマニュアルに沿った方法で行います。一般的な器具と異なって、内視鏡器具の洗浄・消毒は、複雑で手間がかかります。しかし、これらをきちんとやることが患者への感染症を防ぎ、器具のメンテナンスにもつながるのです。

いかがでしょうか?内視鏡看護師の仕事内容は大まかに、患者への説明や検査の介助、そして後片付けに分かれます。大きな内視鏡センターなどでは、1日にたくさんの患者の検査を行うので、看護師はテキパキとこれらをこなしています。

検査中は医師の右腕となりながらも、患者の苦痛を和らげるために声掛けや配慮を行うことが大切。内視鏡看護師の働きがあってこそ、検査を受ける患者は安心して検査を受けることができるのです。