リハビリ科看護師の役割を果たすには気長さが必要?

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リハビリテーション科

「患者のペース」に合わせる

患者の機能回復を目指し、主に機能訓練を行うリハビリ科。看護師は患者の気持ちに寄り添い、前向きにリハビリに取り組めるよう働きかけます。「急変がなく、手術や検査などの治療が少ないから楽?」と感じる方も多いようですが、リハビリ科看護師には忍耐強さが必要なのです。どうしてでしょうか?

患者は日中リハビリ訓練に行きますが、リハビリはそれで終わりではありません。入院中は生活そのものがリハビリなのです。

特に患者のADL拡大を目指すリハビリ科では、患者の機能レベルに合わせて、なるべく自分で身の周りのことを行うよう促します。思うように身体が動かず、時間がかかってしまうのは仕方がないこと。

こちらで介助した方が早いのですが、看護師はあくまで見守りに徹し、必要に応じて介助を行います。トイレに行くときも、転倒予防のために安全に注意して見守らなくてはなりません。

患者の中には、今までできていたことが思うようにできず、怒りをあらわにする方がいるかもしれません。患者の辛い気持ちを受け止めて、話を傾聴することも役割のひとつです。

看護師が急かしたりすると、患者の意欲喪失につながりかねません。特にリハビリ科では「患者のペース」を大切にします。移動時の見守りが必要な患者が多いので、看護師は座っている暇はあまりないかもしれません。

しかし、見守りながらゆっくりコミュニケーションが取れるという点では、患者との関係性を高めることができそうですね。

常に患者の異常は想定して

リハビリ科は比較的症状の安定した方が多いですが、それでも急変は起こり得ます。特に既往症や治療中の病気のある方については、何が起こり得るかを想定して看護に取り組む必要があります。脳梗塞後の再梗塞にも注意しておくべきです。

いかがでしょうか?患者としっかり関わり信頼関係を築いていけるのが魅力のリハビリ科。患者が退院の夢を叶えられたときは、きっと大きなやりがいを感じることでしょう。