未経験でも大丈夫!透析室を目指す看護師はこれを復習しよう

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看護師の仕事

透析患者や施設の増加に伴い、需要の高まりを見せている透析室での看護師の仕事。透析室では、透析の準備や穿刺など、一般の病棟や外来ではやることのない仕事内容があるため、未経験で透析室での仕事を始めるのを躊躇する方もいるかもしれません。

透析室での仕事を始めるに当たって、どのような準備をしておけばいいのでしょうか?

透析の原因疾患である腎疾患の病態生理、合併症についてもおさらいを

まず、透析導入の最も大きな原因となる腎疾患についてきちんと理解しておく必要があります。慢性腎不全などの腎疾患や、腎臓の病態生理も頭に入れておきましょう。病態生理が理解できていれば、透析についても理解しやすくなります。

透析患者ではさまざまな疾患を合併していることが少なくありません。多いのが糖尿病、高血圧、心疾患などです。これらの疾患についても理解を深めておくことが大切です。

また、透析を続けることで起こる合併症もあります。例えば、長期的に続けることで高リン血症や、二次性副甲状腺機能亢進症、透析アミロイド症、心肥大などが起こることがあります。これらの合併症についてや、なぜ透析でこれらが起こるのかを理解しておくことは観察に役立つでしょう。

透析患者の死亡原因で最も多いのは心不全、次に感染症が続きます。特にこれらの疾患の病態については把握しておいた方がいいでしょう。

透析とは?シャントについても知っておこう

そして、透析とは何かを勉強しておきましょう。透析とは、疾患などによって腎機能が著しく低下した患者に対して、人工腎臓(ダイアライザー)を使って老廃物の溜った血液をきれいにして、余分な水分を取り除く治療法のことです。

大きく分けて、血液透析と腹膜透析があります。我が国では、96%の透析患者は血液透析を行っています。

現場で働く私たちが知っておくこととしては、ダイアライザーの構造、透析液について、そして透析液と血液の流れはどのようになっているのか、除水量の管理・調節をどのようにしているのかなどがあります。

透析に必須のシャントについてや、シャントトラブルについても知っておく必要があります。実際に働き出してから覚えることは可能ですが、大まかに知識として調べておいた方がいいでしょう。

全身状態をきちんと観察できるよう知識の確認を

透析療法では、全身の血液を入れ替えるわけですから、全身に影響が及びます。全身状態を把握する検査の一つである心電図は読めることが望ましいでしょう。

また、検査データ(特に電解質)についても復習しておきましょう。透析で使われる輸液や、薬剤についての知識も持っておいた方が、仕事を始めるときに動きやすいです。

このように勉強することはたくさんありますが、透析室では患者の全身状態をみれるよう、医療知識をしっかり身に付けておくことがまず必要だといえそうです。