仕事の専門性を高めたい方にも!透析室で看護師をする選択

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看護師

病気や怪我などにより透析を強いられる患者数は年々増加しており、2012年末現在、慢性透析患者数は約31万人となりました。病院の透析室や、街中の透析クリニックなど、透析の必要な患者を守るための施設が増えており、そこで働く看護師の需要も高まっています。

患者への説明、透析準備、穿刺、状態観察など多岐に渡る看護師業務

透析室看護師の業務内容とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

まず、患者への指導です。人工透析を導入する患者に対する説明や指導を行い、理解を得ます。必要に応じてご家族にも同席してもらいます。透析を始める患者は不安なものです。きちんと説明し、安心して治療が行えるようにサポートすることが看護師の大きな役割です。

透析の準備も看護師の仕事です。透析に必要な薬剤や機械の準備、透析後の後片付けも看護師が行います。

そして、透析看護師のメインの仕事ともいえるのは、透析のための穿刺です。透析が日常生活の一部分である患者に対して、穿刺による苦痛はなるべく避けたいところですね。できる限り痛みを感じさせず、失敗せずに穿刺を行うという、看護師の技術が問われる場面でもあります。

糖尿病がある患者では血管がもろくなっているため、穿刺で苦戦することも多いようです。透析が終わったら抜針し、止血をきちんとします。

透析中は、患者の状態やバイタルを注意して観察し、異常の早期発見に努めます。透析患者の中には全身状態があまりよくない方が多いことに加えて、透析そのものが体外循環による治療であるため、血圧低下などの急変は多いです。

慌てずに落ち着いて、対処と処置を行い、患者を不安にさせないように配慮することも大切です。

腎不全治療に欠かせない生活指導も

1回の透析は大体4~5時間はかかります。そのため、透析中の日常生活援助を適宜行います。食事を摂りながら透析を行うこともあります。患者とコミュニケーションを取りながら、食生活や生活習慣に関する情報を収集します。

腎不全は、食事や水分管理、貧血など、生活指導が重要な疾患でもあります。聞き出した情報から、生活改善のアドバイスを行っていきます。

透析が導入されると、1回に数時間、週数日といった定期的な通院が必要になります。そのため、透析室では患者とじっくりと関わることができる環境にあります。

そして、透析室ではきちんと信頼関係を築くことが大切。看護師に些細なことも報告・質問してもらえることで、より質の良い看護を提供することにつながるからです。

透析室看護師は、患者や家族からの質問にも答えらえるよう、透析や腎不全に関する知識を蓄えておくことも必要です。